土木公共工事では、創意工夫が工事評価の加点対象となっています。
今回は、どんな工事でも使える創意工夫の実例を紹介します。
簡単に行えますし、環境対策になります。
ぜひ参考にしてみてください。
重機等への給油時の環境対策
重機などの給油時に、現場によってはポリタンクなどを使用することがありますよね。
ポリタンクなどのノズルでの給油は、時々軽油等がこぼれてしまいます。
こぼれた油が自然環境などに悪影響を与える可能性があります。
この油の流出を防止することが、環境に対する創意工夫になります。
締固め機など小型の機械などを含めると、ポリタンク等で給油しない現場はありません。
どの工事でも行える環境対策です。
給油時に吸油シートを設置
給油時にこぼれて、垂れそうな箇所に事前に吸油シートを設置しましょう。
ネット通販やホームセンターなどで手に入ります。
簡単なことですが、軽油の流出を防止できます。
簡単ですので、自然保護のため、書類作成のためだけではなく、毎回行いましょう。
書類に書けるメリット事項
創意工夫の書類作成時に書けるメリット案を箇条書きにします。
参考にしてください。
・軽油流出防止による環境保護(山林、河川、地下水が高い現場など)
・生物や木々など自然への配慮(山林工事、河川工事など)
・近隣トラブル防止(作物への悪影響防止 田んぼ・畑の近くの現場など)
・現場のイメージアップ(一般の方が見た際に土木工事の印象アップになる)
私は、この内容を現場に合わせて作成し提出しています。
頑張った工事を少しでも加点しよう
頑張った工事、少しでも良い点数が欲しいものですよね。
評価点がすべてではありませんが、総合評価での入札や会社の評価に影響していきます。
創意工夫は、出せるものはどんどん出しましょう。
減点されることはありません。
環境対策の1つとして提出してみてください。
検査では、検査員から「ちゃんとやってるね」と、言っていただいたこともあります。
緊急時や機械のメンテナンス時も使えますので、用意してみてはいかがでしょうか。
最後に
簡単で、ちょっとしたことですが、環境保護にも工事評価アップにもなります。
土木工事のイメージアップのためにも、ぜひやってみてください。
工事の点数アップ、創意工夫のアイディアに貢献できたら幸いです。
お仕事お疲れ様です。
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