1級建設機械施工管理技士のメリット

土木関連

私の持っている資格に、1級建設機械施工管理技士があります。

この資格の最大のメリットは、特定自主検査が自分でできることと、監理技術者になれることです。

持っていて損はないので、詳しいメリットと受験経験を紹介したいと思います。

建設機械の特定自主検査ができる

1級建設機械施工管理技士は下の写真の〇の機械の特定自主検査の資格△の機械は特定自主検査研修の一部免除が与えられます。

1級建設機械施工管理技士 受験手引きより引用

会社で1人はいてくれるとありがたいですよね。

特定自主検査を行えることで、検査事業所にお願いしなくてすみ、経費を抑えることができます。

機械を思えば、プロに検査してもらうに越したことはないのですが。

抑えた経費で、人材育成や設備投資に予算が回せます。

機械の運転技能講習が免除

受験した種類によって条件はことなりますが、技能講習の免除および一部免除が与えられます。

下の写真が一覧です。

1級建設施工管理技士 受験手引きより引用

第1種~第6種までの機械のうち2種類を選択して、二次検定(実地)で運転の試験を受けます。

1種:バックホウ 2種:ブルドーザー 3種:グレーダー 4種:マカダムローラー 5種:フィニッシャー 6種:アースオーガ

選んだ種類によって免除、一部免除が受けられます。

監理技術者になれる

1級建設機械施工管理技士に合格して、監理技術者証の申請、講習を受ければ監理技術者になれます。

工事の条件にもよりますが、土木(一式)工事、とび・土工工事、舗装工事区分の監理技術者として従事できます。

また、営業所ごとに配置する、営業所専任技術者にもなれます。

合格までの経験談

私が合格するまでの勉強方法、参考書、実地検定の講習など紹介します。

  • 第一次検定と第二次検定(筆記)の対策

この対策には、一般社団法人 建設物価調査会 が出版している『建設機械施工時術検定問題集』を使いました。

私が実際使った参考書は一番上の写真のですね。

過去問を中心に一通り解けば、60%以上は取れます。

ただ、第二次検定の筆記は参考文は載っているのですが少なく、自分の経験談で書くので、書いた内容が合格ラインに達しているかわかりません。

私は、参考書を見て独学で書き合格できましたが、不安な方は講習機関に添削してもらうことをおすすめします。

  • 第二次試験(実技)

実技は2種類の機械を選択して試験を行います。

技能講習と同様、乗車前の機械の確認(足回りヨシ!など)を一通りして、機械の実技を行います。

機械の確認や運転の実技は、試験官が一度見本を見せてはくれますが、たぶん見ただけでは無理です。

確認事項はたくさんあるし、実技は制限時間内に馴れない機械で掘削・埋戻・走行など行わなくていけません。

ですので実技の講習を受けることを強くおすすめします。

講習は、一般財団法人 日本機械土工協会 が 建設機械施工技術検定試験【受験準備講習会】として行っています。

私の場合、試験会場の埼玉県秩父市のキャタピラーデモセンターで1ヵ月前くらいに、本番と同じ機械、場所、試験内容で受講しました。

何度も運転の練習ができたので、本番ではスムーズに確認、操作ができ、一発で合格できました。

私の場合バックホウはともかく、ブルは会社の機械と全然違ったので、受講して良かったです。

第二次試験(実技)に進むのが決まってからで申し込みは間に合います。

いいのかわかりませんが、機械に初めて乗る感じの方も講習を受けていました

受かったかは不明ですが、講習後半には一連の操作、タイム内に収まる操作はできていましたね。

ぜひ受けてみてください。

建設機械施工技術検定試験受験準備講習会 | 社団法人 日本機械土工協会 (jemca.jp)

最後に

いろいろメリットがある資格です。

資格は重くないですし、会社に1人いれば重宝されます。

会社経営の方は御社のために、会社員の方はスキルアップや転職の武器にいかがででしょうか。

みなさんの参考になれたら幸いです。

お仕事お疲れ様です。

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