10年くらい前から、公共工事では不正軽油の禁止を強く求めています。
私の県では、工事着手前に現場代理人が確認事項一覧をチェックし印をします。
その中に、「工事では不正軽油は使用しません」という内容の部分があります。
私は普通のガソリンスタンドで購入しているので、なんの心配もなく工事を完了させました。
しかし、完成検査の時「不正軽油じゃない証拠は?」と言われてしまいました。
「〇〇のガソリンスタンドで購入しているので軽油で間違いありません」と行ったのですが、証拠にはなりませんでした。
この一件から、軽油を調査できるものはないかと調べ、今使用している検査機にたどり着きました。
コンパクトで使いやすく、使用してからは検査で指摘されることがなくなりました。
軽油の調査方法を検討している方は参考にしてください。
軽油調査キット『チェッカマン』
いろいろ調べ購入したのは、三晃精機のデジタル軽油判別器『チェッカマン KC-100』です。
軽油を1滴たらすだけで判別してくれます。
また、軽油の他に灯油・A重油も判別できます。
検査薬などの消耗品とは違い、電池の交換だけでずっと使えます。
片手で持てるサイズで、コンパクトで持ち運びやすいです。
使い方
①電源(スタートボタン)を入れてます。
②純水を一滴垂らし、スタートボタンを押し、その後リセットボタン。
③水の数値が表示されていれば準備完了。
④調査したい液体(軽油など)を一滴垂らしスタートボタンを押す。
⑤数値にて調査液体が何かを判別する。
ボタンも2つしかなくとてもシンプルです。
創意工夫になる?
私がこのチェッカマンを使って創意工夫を出しています。
内容は、『協力会社の軽油を抜き打ちで調査する』です。
協力会社さんが不正軽油を使っているとは1ミリも思ってないのですが、創意工夫のネタとしてよく出しています。
ミキサー車や大型ダンプなど、少し軽油を取らせてもらい調査をします。
創意工夫としては、「抜き打ち調査を行うことで不正軽油使用の抑止に貢献しています。」という内容で提出しています。
どの工事でも使えるネタです。
ネタの1つに参考にしてください。
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※実際に加点対象として評価されているかはわかりません。
最後に
不正軽油使用は犯罪です。
普通、絶対に使用しませんが、道具がないと証明できません。
頑張っている現場をさらにクリーンなイメージにするために検査キットは必須です。
検討されている方の参考になれば幸いです。
お仕事お疲れ様です。
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